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やっぱりこういうのがいいです!!

お陰様で我がGo-Phishロッドはこれまでにも決して多くないアイテムにもかかわらず年数を経ていることもあってこれまで相当数を販売させていただいております。たくさんの皆様ありがとうございます。そしてありがたいことにというかその割にはとても数少ないのですが修理依頼なども寄せられてきます。…で今回はそんな竿のちょっといい話があったので…!

先日「気のいい問屋営業さん」から竿の修理について連絡が。結局その修理竿は釣具店さんから直接Go-Phishへお送りいただくことに。数日後着いたので開封するとお手紙が添えられておりました。きれいな封筒に入った手紙…こういった場合ほぼ100%ご丁寧に破損した状況やお客様のお気持ちなどを書いていただいていることが多いのですが今回もまさしくそのお客様をよく知るであろう釣具店主様からのお手紙でした。(出荷時にはこれでもかと検品しますが稀に見えないキズがあったり、運搬中に破損に結び付くようなケースもあります。これまでにGo-Phishの竿でさえ不意に折れたというお客様がいらっしゃいましたらごめんなさい、ホントにたまたまですので。) で、その内容を読むとすぐに店主様やその先のお客様の様子、そしてGo-Phishに対してのお気遣いなどがうかがえることが出来とても気持ちよくスムーズな対応をさせていただけたと思います。(梱包などお手数をおかけいたしまして申し訳ございませんでした。)「こんな釣具屋さんとお客さんばっかりやったらホンマに世の中最高なんやけどなぁ?」…今回は竿の破損と言う悲しい出来事でしたが結果的にはこれでまたひとつ当事者どうしのいい輪が出来たというお話。

Go-Phishの竿は全国どこにでも置いていただけていません。関西ではフィッシングエイトさんやブンブンさん、伊勢吉さん、そして各地の熱心なGo-Phish好きのショップ様、ネットショップ様などで取り扱いをいただいています。理由は簡単です「しっかりと管理し正しく接客してくれるから。」…大手メーカーさんはもちろん、自称凄い(僕的にはただ がめついだけ)というお商売人さん達からは「なんじゃそれ?」っと言われるかも知れませんがGo-Phishオンラインショップも含め竿の販売について僕はこの「なんとなく繋がってたり顔が見えるお客さんとのやりとり」が何とも嬉しいのです。カヤックも同じです。その昔、初めて11Bやパワーセブンを作った時からGo-Phishのロッドは「時間をかけてでいいから 違いのわかるしっかりとした釣り人に使って欲しい!でその人達同士がやがて知り合って欲しい!」という気持ちがあって今に至っています。で現にそうなってるから凄い!さらにはそんな調子ながら僕も未だ何とか飯は食えてるから尚凄い(笑)!…冗談はさておきブランドキャリアの割にロッドアイテムが少ないのはそのせいでもあります。「言うちゃ悪いけど一匹の魚釣るのにメーカー違いならともかくおんなじ竿にそんなたくさんの種類いるんか?逆に無責任やがな?」っと青年期・一般の釣り人時代からそう思ってましたから今も余計にそう思います(笑) 1990年代半ばからのモデル(風習)ですが同じ名前の竿で長さ違いや硬さ違いなど一度にたくさんのアイテムが出すぎる理由?というのは過去の経緯もあってまた僕も当事者でもあったこともあるのでよーく知っていますが「21世紀になってもうそんな時代でもないのに?」っと思いながらも早や20年、僕にとってはその「悪しき慣習?」とも思うべきこの風習は未だギョーカイ内では見事に受け継がれております(笑)。僕の主観ではあるけれど真実を言えば例えば同じ名前の竿を8~10アイテム作ったとして設計者やその責任者からすれば妥協せず完成したものはせいぜい1~2本でしょ絶対?自分が釣り人なら尚の事そうでしょ絶対?…笑。だからGo-Phishの竿はアイテムが少ない分それぞれ特徴があり個性的、もちろんロングセラーであります。ちなみに少し価格が高いのはGo-Phishであることそしてしっかりとした場所でしっかりとした人達に作ってもらってるからです。

こんな想いもあってか商いは今もとてもいいお店さんといいお客さん達に囲まれています。これからもこの姿勢(お陰様でこの15年そんなに がめつい性格ではないことが自分でもよくわかりましたし(笑))で続けて行ければと思っています。先日SWマガジンwebのコラムにも書かせていただきましたが、このコロナ事情である意味一度みんなで様々なことを落ち着いて考える時間ができたとも思います。「休みなくギリギリで目一杯な状態」では人の生活など楽しいはずはありません!! いち釣り人としての目線ではルアー市場も少し大きくなり過ぎたなぁ?っと。…で、今となっては例にもれず主役は大企業と大資本。タケダさんここはずーっと苦手・アンチであります。なぜなら理由はシンプル=大企業と大資本は「ぜんぜんカッコよくないから!(笑)」だから本来 ファッションや文化・芸術・趣味の世界に来てもらっては困ります。でセンスのない分勢いだけは凄いから当然必要以上のものばかりが目立ちます。そしてさらにルール無用。ビジネス最前線を地で行く大経営者のみなさんは正論とばかりに世界経済や流行のビジネスモデルに追従するのが好きみたい?(ここのセンスもまたコレ…(笑)!)ですが見ればわかるとおり今となってはそれそのものが間違いだったり、まして一般経済とは一線を博すのがこの趣味の世界(そら店内で必死にスイベルのサイズを選らんでるオッサンの気持ちがわからんとあきませんわな(笑)!)。…なので結局現時点で無理がたたってるんです。でもそういう人たちからは今さら何を「これが経済の正論!」っと言われると思いますが(この話を書いてていてつい自分の中でアメリカの黒人音楽と白人音楽の関連性と歴史の話と交わってきたのでこれでやめます(笑)。) …ただ迷惑なのはその無理がたたったおかげで同じようなものがハンパなく出回るし、仮にそれを100歩譲ったとしてもその強い流れに押されて本来必要なモノ、技術を必要とするヒトが無くなりかけている事への不安でいっぱいです。(釣りせえへんのに自信満々に釣具作って売るんは、米食うたことないのにこの米ウマい言うて売るんと一緒やんか?)そんな連中がひしめいた中でこれでもかと思い切りやり過ぎて結局短時間でどんどんと自分たちの首を絞めている今の状況(釣りに限らず全般にですけど。)に明日はないかと?子供でも分かるでしょ?当然真面目で熱心な釣り人には大迷惑でもあります。 だから無責任な商いをしない様しっかりとできることを確実にやっていく。Go-Phishの商いの理念はこれです。ビッグビジネスチャンスを狙うならそりゃー釣具はないでしょ今はどう考えても?(笑)僕はただただ釣りが好きでやってる(やれてる)だけなので!…これからもGo-Phishはわかる釣り人同士地に足の着いたモノづくりをと願っています。

長々と書きましたがこの先は少しでも「いい時代」=供給する側もされる側も携わるみんなが気持ちよく過ごせる時代になればと思います。少しひねれば釣具では出来るかもしれません? 自分たちのためにみんなで正論、正しい答えを導いていきましょう。 この状況下ではしょっちゅう釣具屋さんに行くこともままならない状態ではありますが是非みなさんの釣りを取り巻く「いい関係を」保ってください! 結局釣りのいい話は「人」からしか聞けないので、でいい話はいい人からいい人にしか伝わらないので(笑)!!この長年あまりに汚く強すぎた大きな川の流れに対しての古き良きなおかつ新しいカタチ「いい釣具店さん」「いいスタッフさん」「いい業界関係者さん」「いいメーカーさん」そして「いいお客さん」との輪は僕の周りでは回り続けていますので!

ここまで読んで「そんな理想は無理でしょ?」っという思う皆さんがいたとすればまぁ残念、よほどツラいとこにずーっと居たか、よほど洗脳されつくされてるんやね?(笑)残念極まりない事ですが…でもそろそろ本気で時代は動きますからきっと! みんなの強い想いこそが最強です。もちろん若いみんなへのメッセージでもありますよー!!

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